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満員電車や渋滞の道路。あなたも少なからず通勤、通学手段に不満があるのではないでしょうか?しかしこの記事を読めば日本の生活がいかに素晴らしいか実感するはずです。あなたは崖にかかった吊り階段を登って通学できますか?
中国、四川省にある山間部では、800mの崖を不安定な竹製の吊り階段を登って子供達が学校に通います。2時間に及ぶ通学はあまりにも過酷なため、子供達は月に二回しか家に帰れません。
人口400人の小さな村が、15人の6歳ほどの子供達が吊り階段を登って通学する衝撃的な写真が報道された後、世界からの注目の的となりました。
現地の人たちは、この吊り階段を“空中階段”と呼ぶほど、非常に不安定なもので、大の大人でも登れる人は多くないのではないのでしょうか。あまりにも危険なこの通学路では、何人かの親達が子供達を見守るためこの通学に志願するそうです。
写真家のチェン・ジェは、この村の友人から子供達が階段を降りてくる日を聞き、彼はカメラを片手に一緒に降りることにしました。
彼は「これは充分危険で、もし誰かが落ちたらどうなる事かと思ったよ。けど子供達はそんなに怖がっていなかった」と述べています。ただ一人怖いといった子は、近くで友人が、手を滑らせて落ちそうになったからだと言います。
チェンは、北京の裕福な子供達と比較すると驚愕するといいます。
中国では都市部と農村部の間に大きな経済格差があり、それは学力にも影響しているそうです。都市部では84%の学生が短大、大学に進学するのに対して、農村部で大学に進学できるのはわずか5%だといいます。
さらには、家が貧乏なため、中等教育すらまともに受けられない子供達も農村部には多くいるようです。
中国は、ここ何十年かで経済成長をサポートするために、インフラ整備を進めました。しかしながら未だ何百万といった人たちが、貧困に苦しみ、都市部との差は歴然です。
貧困は常に農村部に集中し、四川省のこの村のように子供達が危険な方法で学校に通うといった事態が起きるのです。
もしこれが改善されるなら、この格差を必要性と能力から平等にすることから始めなければならない。何人かは生まれつき才能や知能に恵まれている。だけどそうじゃない人もいる。前者は讃えられるに価するけど、後者だって助けられる必要がある。それはどんな社会でも。
コンクリートで舗装された道を歩き、何十キロ離れた場所へも空調の効いた電車や車ですぐに行ける。当たり前のことが世界ではまだまだ不可能な場所もあります。確かに日本の通勤通学はストレスのたまるものです。
しかし世界のある場所では今も命がけで学校に通っている子供達がいます。今日をより良い明日のために働くのだ。そう思えば毎日の通勤も楽しくなるのではないでしょうか。
(参考)https://www.yahoo.com/news/village-where-children-climb-cliffside-
ladder-may-stairs-051344753.html
http://edition.cnn.com/2016/05/27/europe/china-children-education-climb/
http://www.nbcnews.com/news/china/chinese-students-climb-2000-foot-
bamboo-ladder-get-school-n581596
http://www.wsj.com/articles/chinese-schoolchildren-to-get-stairs-to-climb-
cliff-1464371656
http://edition.cnn.com/2013/12/17/world/asia/china-education-gap-stout/
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/28/china-kids-scale-cliff_n_
10188490.html
なぜ今まで誰も何もしないんだろう。時間はありそうな気がするけど、やる気がないだけかな?親がやる気なければ子もやる気出ないだろう。
崖登り競技のエリート養成には持ってこいの環境だね。
案外、子供は楽しいもんだよこういうのは。大人の視点で判断しちゃ見誤る。