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アボリジニに子供を育てる資格はない!オーストラリアの「盗まれた世代」とは

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オーストラリア政府は、毎年5月26日を「National Sorry Day」(国家謝罪の日)と定め、「盗まれた世代」と呼ばれる政府や協会によって家族から引き離された子どもとその家族に対する謝罪と反省の意を示しています。

盗まれた世代

「盗まれた世代」とは、「遅れた文化」であるアボリジニの親元から引き離され、「より進んだ文化」である白人家庭や寄宿舎で育てられたアボリジニの子どもや混血児たちのことです。政府や教会が主導したこの政策ですが、公式的には1969年に終わっています。

しかし、ニュー・サウス・ウェールズ州で児童保護システムのアボリジニ労働者として働いていたパドレック・ギブソンさんによれば、現在でも10人に1人の割合でアボリジニの子どもたちが親元から引き離されていると言います。

「多くの場合、引き離しは親による”育児放棄”が原因だと言われています。しかし、これは私達とケースワーカーとのモノの見方の違いで、実際にはアボリジニ文化を見下し、私達の家族のあり方を軽蔑しているからなのです。

ケースワーカーは核家族の重要さを強調しますが、私達は、子どもはより大きな家族の中で育つもので、両親だけでなく、叔父や叔母とも暮らすものなのです。

私達は親戚のもとに訪れて滞在することもありますし、また反対に親戚が私達の家やってきて、床を並べて寝起きすることもあります。ケースワーカーはこうしたアボリジニの習慣を安定性に欠けるものと忌避しますが、私達にとっては重要な文化なのです」

このように、ケースワーカーたちがアボリジニの文化に対して理解を示している場合は稀であるため、アボリジニからの信頼を勝ち得ることは少ないようです。

そもそもの「盗まれた世代」を生み出した「遅れた文化」「より進んだ文化」という考え方の背景には、ナチス政権による人種政策と同じく、優生学の存在があります。生物の遺伝構造を改良して、人類の進歩を促そうという考え方です。

先住民を排除したかった?

しかし、これは表向きの考えで、実際のところは同化政策によってアボリジニの文化を消し去り、アボリジニの存在自体を葬り去るのが目的であったと言われています。

パトリックさんはこう発言しています。

「この絶望のサイクルを断ち切るためにも、私達アボリジニは団結して変化を要求していく必要があります。私達は、私達自身のコミュニティー内において、児童福祉の権限が与えられるべきなのです。

オーストラリア社会においては、普通の労働者から大臣に至るまで、同様の権利を享受しているのですから」

オーストラリアでは現在でも、アボリジニだけでなく、有色人種に対する差別が社会問題として認識されていますが、その一方で、政府から支給される生活保護をあてにして、働かずに自堕落な生活を送るアボリジニも後を絶ちません。

また、もともと飲酒文化を持たないアボリジニが体質に合わないアルコールを飲むがために泥酔し、家族に暴力をふるうケースも報告されています。こうした彼らの生き方に対して、白人から不満や疑問があがっているのも現実です。

このニュースを読んだ人々からも、パトリックさんの意見に一方的に賛成する人ばかりでなく、様々な論議を呼んでいました。

恐らく、オーストラリア政府で大臣を務めるような人間というものは、オーストラリア社会に「同化」しているんだよ。ある程度の同化なしに、一体どうやってオーストラリア人と同じように扱ってもらおうなんて考えられるのか、よくわからないよ。

もし同化したくないって言うなら、どうやってオーストラリア社会と同程度の教育や福祉政策の恩恵を受けられるって言うんだ!?

↑君のような人間や君の社会が同化を拒んでいるのにどうしろっていうんだよ。
↑それは意味のない一般化だよ、社会っていうのは俺もお前も含んだものなんだよ。お前のように社会がアボリジニを拒絶してるなんて賛成出来ないね。彼らは好ましくない振る舞いを拒んでいるだけだ。肌や眼の色に関係なく人種差別主義者は確かに存在するけど、それは社会全体ではなく、一部の人間なんだよ。
↑それに関しては同意できないね。社会はオーストラリアの先住民を拒絶しているよ。
これは白人だけの問題ってわけでもない。日本人の父親を持つ僕の友人は、両親が亡くなった時、日本へ親戚を訪ねて行ったけれど、親戚たちはみんな戸口を閉ざして彼を受け入れなかったんだよ。僕の知る話はこれだけだけど、みんなも同じような経験があるはずさ。
僕は両方のシチュエーションをみたことがあるよ。両親から引き離された先住民の子どもたちの本当に悲惨な状況も知っているし、先住民の人々が敬意を払われたことでポジティヴな反応を見せている場面もね。白人と先住民の肌の色は変えられないけれど、教育だけはあらゆる人々に公平に開かれているよ。
アボリジニの多くがひどい差別に直面しているのは認めるよ。ただ、多くの場合彼らの好ましくない振る舞いによるもので、人種差別なわけじゃないね。人種差別者は全てのアボリジニが皆悪いかのように言うけれど、大抵の人々は決してそんなことは思っていないからね。
完全な同化でも、完全な分離でもないちょうどいい中間ってものがあるんじゃないかな。このレポーターはそういうことを伝えたいんだと思うよ。
文化的に受け入れるにも、限度ってものがあるだろ。例えば、親戚の家に子どもを送って、大家族の中で寝起きするのが歴史的になされてきたことだとしても、必ずしも子どもにとって良いこととは言えないわけだし。
当局の言うことにだって一理あるさ。みんなで一緒に寝るなんてことは、第一プライバシーや個人の空間という考えに反するものだよ。だからといって、子どもを引き離すのは賛成できないし。難しい問題だよ、これは!
一般の学校の出席率も下がってしまうかもね。
オーストラリアでのアボリジニに対する固定観念の酷さにはぞっとするね。
オーストラリアの先住民が抱える最大の問題は、雇用機会の欠如だよ。仕事さえ得られれば、薬物やアルコールなんかの問題も大幅に減るはずさ。
↑なんの産業もない地方でそんなこといっても無理に決まっているだろ?だれもがアーティストやレンジャーやサッカー選手になれるわけじゃないんだから。
↑そう、すごく難しい問題だよ、これに関してはなんとも言えないけれど、最近アメリカの退役軍人が、カンボジアの地雷の被害者達に対して支援を行っているって話を聞いたよ。彼らは非常に高品質なシルクを作って、お金を稼いでいるそうだよ。
どんな産業が彼らの助けになるかははっきりと言えないけれど、幾らかの投資とバランスのとれた思考があれば、なんとか解決できるんじゃないかなぁ。
オーストラリア政府はアボリジニの悲惨な状況を終わらせる提言をしている人々の意見を取り入れるべきだよ。無意味な政策に巨額のお金を費やすばかりで、アルコールや家庭内暴力の問題がまったく片付いていないんだから。
ジョン・ピルガーの「ユートピア」を見るべきだよ。オーストラリアで何が起こっているか、人種差別の実態が描かれている。
アジアの政治家だっておなじようなものさ。
「ユートピア」なんて監督の意見に賛成する人のインタビューだけで作られた映画だよ。

近いところでは、フランスで移民排斥を掲げる国民戦線(FN)が選挙により第一党に踊りでましたが、少数民族や移民との軋轢は、世界の人々の大きな関心事のようですね。

明治時代の日本でも、高杉晋作の義弟である南貞助が、日本人種改良論を唱え英国人女性と結婚しました。

人種改良のためのこの結婚生活は失敗に終わっていますが、万が一こうしたケースが国家政策によって進められていたら、今頃日本でもオーストラリアのような問題が起こっていたのかもしれませんね。

(参考)http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/may/26/
why-i-chose-to-quit-my-job-in-aboriginal-child-protection

アボリジニに対して「National Sorry Day」を制定したにも関わらず、今でも10人に1人の割合でアボリジニの子どもたちが親元から引き離されているなんて一体どういうことなんだろう?みなさんはアボリジニのような遅れた文化はなくなったほうがいいと思いますか?

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 9:13 PM

    アメリカとイギリスに住む白人はオーストラリアの白人と同一視されて恥ずかしくないのか
    そろそろ分けなくていいのかね
    末代まで監視と紐付きのオージーさんよ
    オージーといえばNOVAだけどアレもその筋の経営だったんだろうな

  2. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 9:21 PM

    こんな国の人間が日本を戦犯国だの鯨を獲るだのと避難してるんだから笑えるわ。
    まずその国のすべてをアボリジニに返してから言ってくれ。
    タスマニアのアボリジニなんか一人も残ってないんだぜ。
    民族浄化どころか民族抹殺だろ。
    ちなみにアボリジニっていうのは多種多様な部族の総称で、絶滅させられた部族は本土にも多数ありってこと忘れんなよ。

  3. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 9:29 PM

    オーストコリアとイギリスにはドイツを批判する権利はないと思うの
    アングロサクソンだけは他の国家を差別国家呼ばわりする資格がない

  4. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 9:51 PM

    みなさんはアボリジニのような遅れた文化はなくなったほうがいいと思いますか?

    って、アボリジニの文化が遅れた文化だって、誰が決めたの?
    オーストラリアにヨーロッパから白人が大量に移民して来て、白人中心の国にしちゃったから少数派の文化になっちゃっただけでしょ?

    そのうち、たまには親戚が集まった大家族の中で寝起きする事の方が子供の発育に良いという意見が出るかもよ。キャンプに行くみたいに。

  5. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 9:59 PM

    罪人の末裔共www本土に帰れなくて残念じゃのうwww

  6. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 10:05 PM

    自分の子供の頃はオーストラリアと言えば白豪時代でしたから、オーストラリアの有色人種差別が根強い事に何ら不思議とも思わない
    移民国家での成功例は先住民の殲滅なんですから

  7. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 10:13 PM

    もともとアボリジニの土地じゃん

  8. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 10:17 PM

    傲慢で獰猛な白豚共だな

  9. 日本の名無しさん
    2015年1月29日 10:42 PM

    後から来た白人がアボリジニに同化したら〜?しかしみんなで一緒に寝ると駄目なのか、笑えるw
    無意識なのかわからんが上から目線で議論してるな

  10. 日本の名無しさん
    2015年1月30日 2:05 AM

    白人のオージーから子供を取り上げるんだ!!!

    一緒に寝るのがいけないって夜のアレの問題のことか?
    アジア地域ではかなり開けっ広げにアレしてるぞ。

  11. 日本の名無しさん
    2015年1月30日 5:48 PM

    まあ基本、『白人至上主義』だよね
    これは変わらんだろう
    もし変わるチャンスがあるとすれば、爬虫類とか虫系とかみたいな宇宙人が地球にやって来た時くらいじゃね?
    その時はじめて人類は、肌の色の違いを気にしなくなる「かも」しれない

  12. 日本の名無しさん
    2015年1月30日 6:23 PM

    オーストラリアはイギリス本国から見下されてきたから更に見下す対象を造ったんだろうな。
    同じアングロサクソンといってもイギリス人もオーストラリアを囚人の末裔といって下位においてたし。
    イギリス本国すら上流階級だ労働者階級だと互いにランク付けしてる。
    イギリスはオーストラリアだけじゃなくカナダにもアメリカにも囚人を送っていたけどオーストラリアだけは暗い暗い側面しか残らなかった。

  13. 日本の名無しさん
    2015年1月31日 7:39 AM

    北米のインディアンもハワイのカメハメハ大王もオーストラリアのアボリジニも南米のアマゾンの部族狩りもアフリカの黒人奴隷も。。白人は本当に酷いね。

    インディアン狩りなんてヒトラーさえ可愛く見えるほどの大虐殺だったらしいからな。

    カナダの先住民差別も酷いし。。。

    そりゃアジアを植民地支配する連中だわ。

  14. 日本の名無しさん
    2022年12月15日 5:12 AM

    アジアでもって言うけど自分たちの問題で他所がどうこう言ってもなんの意味もないと思う
    似たようなケースがあろうとアボリジニと白人の問題はオーストラリアにしかないんだからさ

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